いぼ・ほくろ治療について
いぼやほくろは、顔や体のさまざまな部位にできることがあり、見た目の印象を左右する要因の一つです。特に顔にできた場合は、コンプレックスにつながることもあります。
しかし、それだけでなく、まれに悪性の可能性を持つことがあるため、適切な診断と治療が重要です。
治療方法
いぼやほくろの治療には、その状態や大きさに応じて「くり抜き法」「レーザー治療」「電気分解法」「切開法」「凍結療法」などが用いられます。
当院では、主に「くり抜き法」を採用しています。
この方法では、いぼやほくろを根の深い部分までくり抜くことで、再発のリスクを最小限に抑えることができます。
施術方法 | メリット | デメリット |
---|---|---|
くり抜き法 | ・再発リスクが低い(根深く除去できる) ・傷跡が目立ちにくい(縫合しないため) |
・施術後に一時的な凹みが生じる(数週間〜数ヶ月で平らになる) ・直径6mm以上の大きなほくろには向かない |
レーザー治療 | ・傷跡が目立ちにくい ・出血が少なく、ダウンタイムが短い |
・再発しやすい(ほくろの根が残る可能性あり) ・1回で完全に除去できない場合がある |
電気メス(電気分解法) | ・出血が少ない(同時に止血できる) ・小さなほくろやいぼを効率的に除去できる |
・大きなほくろには不向き ・施術後に傷跡が凹む可能性がある |
切開法 | ・大きなほくろや根の深いほくろも完全に除去可能 ・再発リスクが低い |
・縫合が必要なため、一時的に傷跡が目立つ ・ダウンタイムが長い(抜糸やアフターケアが必要) |
凍結療法 | ・ウイルス性いぼの治療に効果的 ・子どもでも治療が可能 |
・施術時に強い痛みが生じる ・数回の施術が必要な場合がある |
くり抜き法
くり抜き法は、直径6mm以下の深いほくろやいぼに適した治療法です。この方法では、ほくろやいぼの形に合わせて皮膚を切開し、いぼやほくろを根の深い部分までくり抜いて除去します。特に1〜2mmの小さなほくろに対して効率的に施術が行えます。治療後、傷口は縫合せず、テープで軽く保護して自然に治癒を促進します。
この方法は、いぼやほくろの根深くまで取り除くため、再発のリスクが非常に低いのが特徴です。治癒期間も比較的短く、仕上がりが自然で目立ちにくい点が大きなメリットです。

メリット
- 再発の可能性が低い
- 傷跡が目立ちにくい
デメリット
- 施術後に一時的な凹みが生じる(数週間〜数ヶ月で平らになる)
- 直径6mm以上の大きなほくろには向かない
レーザー治療
レーザー治療は、メラニン色素に反応するレーザーを照射し、ほくろの細胞を破壊する方法で、特に直径1mm以下の平らなほくろに適しています。
ピコレーザー、Q-YAGレーザー、CO2レーザーなどの機器を使用し、色素沈着を抑えながら除去できるため、美容目的の施術にも適しています。

メリット
- 傷跡が目立ちにくい
- 出血が少ないためダウンタイムが短い
デメリット
- 再発しやすい(ほくろの根が残る可能性あり)
- 1回で完全に除去できない場合がある
電気メスによる除去(電気分解法)
電気メスによる除去(電気分解法)は、直径6mm以下の盛り上がったほくろやいぼに適した治療法です。
医師が電気メスを用いて細胞を焼灼し、組織を削りながら同時に止血も行うため、出血が少なく安全に施術できます。

メリット
- 出血がほとんどない
- 傷跡が目立ちにくい
デメリット
- 大きなほくろの場合、傷跡が凹む可能性がある
切開法
切開法は、直径6mm以上の大きなほくろやいぼの除去に適した治療法で、メスを用いてほくろやいぼを周囲の組織ごと切除し、縫合を行います。
特に深く根を持ついぼにも効果的で、再発しにくいのが特徴です。
術後の傷跡は時間の経過とともに目立たなくなります。

メリット
- 大きなほくろやイボも除去可能
- 再発率が低い
デメリット
- 縫合するため、一時的に傷跡が目立つ
- アフターケアが必要(紫外線対策など)
凍結療法
凍結療法は、液体窒素を使用していぼやほくろの細胞を凍結させ、壊死させる治療法で、特にウイルス性のいぼに効果があります。
治療後、1〜2週間でかさぶたが取れ、自然に除去されます。
ただし、一度の施術で完全に除去できない場合もあり、複数回の治療が必要になることがあります。
メリット
- ウイルス性いぼの除去に効果がある
- 子どもでも治療可能
デメリット
- 数回の施術が必要な場合がある
- 強い痛みが生じる
当院のほくろイボ取り治療の特徴
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再発リスクの少ない確実な施術
当院では 「くり抜き法」 を採用し、ほくろやいぼの根元までしっかりと除去します。
特に、深いほくろやいぼは再発しやすいため、皮膚の奥まで適切に取り除くことで、 再発のリスクを最小限 に抑えます。 -
症状に合わせた
最適な治療法を提案当院では、患者様のほくろ・いぼの大きさや数、部位に応じて最適な治療法を選択しています。
基本的にはくり抜き法を採用し、傷跡が目立ちにくく自然な仕上がりを目指します。
いぼが多数ある場合は電気メスを使用して効率的に除去し、大きなほくろに関しては、くり抜き法では瘢痕が目立つ可能性があるため、切開法をおすすめしています。 -
傷跡が目立ちにくく
自然な仕上がりくり抜き法は縫合を行わないため、傷跡が残りにくく、時間の経過とともに目立たなくなります。
施術直後は皮膚に凹みが生じることがありますが、数週間から数ヶ月かけて徐々に上皮が形成され、自然に平らな状態へと回復していきます。
施術の流れ
形成外科と美容外科のクリニック池袋のほくろ・イボ除去治療の流れについてご紹介します。
術前
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Step 01医師によるカウンセリング
まず、医師によるカウンセリングを行い、患者さんの状態や希望を詳しく伺います。その上で、適切な治療方法を提案します。当院では、基本的にくり抜き法で治療を行いますが、ほくろの数が多い場合は電気メス、大きい場合は切開法で対応します。
施術当日
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Step 02洗顔
治療部位を清潔にするため、洗顔を行います。これにより、治療中の感染リスクを最小限に抑えることができます。
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Step 03局所麻酔
必要に応じて局所麻酔を行います。麻酔により、治療中の痛みを感じにくくします。
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Step 04治療
医師がメスを使って円形にほくろやいぼを根の深い部分までくり抜きます。傷が小さい場合は縫合せず、テープなどで傷口を保護します。
術後の経過
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アフターケア説明
治療後、傷口の手入れ方法や注意点、術後に気を付けるべきことを詳しくご説明します。
料金案内
ほくろ・イボ切除
施術名 | 費用 | モデル料金 |
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くりぬき法(3mm以下) 1㎜あたり | 5,500円 | 4,400円 |
切開法(4mm以上) 1mmあたり | 11,000円 | 8,800円 |
首のイボ
施術名 | 費用 | モデル料金 |
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1~9個 | 1個あたり5,500円 | 4,400円 |
10個以上 | 55,000円で取り放題 | 44,000円で取り放題 |
施術後の注意点
- シャワー・洗顔
- 治療部位を避ければ、当日から可能です。
- 入浴
- 治療部位を濡らさないようにすれば、翌日から可能です。
- 日焼け
- 傷が完全に治癒するまでは、日焼け止めを使用し、紫外線を避けてください。
(日焼けによる色素沈着のリスクがあります)
- 回復期間
- 傷は1~2週間でふさがります。
赤みは2~3ヶ月ほど続き、半年ほどで肌色になじみます。
よくある質問
痛みはありますか?
- 治療の際には、必要に応じて局所麻酔を使用するため、施術中の痛みはほとんどありません。ただし、麻酔が切れた後に軽い痛みや違和感を感じることがありますが、通常は数日で落ち着きます。
ダウンタイムはどのくらいですか?
- 傷は1~2週間でふさがり、赤みは2~3ヶ月ほど続くことがあります。完全に肌になじむまでには半年程度かかることもありますが、メイクや日焼け止めでカバーすることが可能です。
再発の可能性はありますか?
- 切開法やくり抜き法は根の深い部分まで除去できるため、再発のリスクは低いとされています。